会葬者のマナー

おくやみの心はマナーに表れます


受付での対応

 葬儀開始の10〜15分前には会場に到着するようにし、帽子やコート類は受付に向かう前に脱いでおきます。荷物が多い場合はクロークに預けます。
 受付ではお悔やみの言葉をかけてから芳名帳に氏名、住所、郵便番号をていねいに書きます。香典を渡す場合はふくさから取り出し「御霊前にお供え下さい」などと言い添えて、表書きの名前を前に向けて差し出します。

写真提供:日本蘭科植物園

写真提供:日本蘭科植物園

代理弔問するとき

 勤務先の上司の代理で弔問に訪れる場合は、受付の芳名帳には上司の名前を書いた上で「代理」と添え書きをします。妻が夫の代理で会葬するときは、夫の名前を書いて「内」と書き添えます。

焼香のときは

 一般会葬者は焼香の順番に決まりはなく、席次順に途切れなく行うようにします。遺族は喪主に始まり、故人と血縁の深い順に焼香をします。
①喪主②姓の変わらない子供③姓の変わった子供④故人の父母⑤故人の配偶者の父母⑥故人の孫⑦故人の兄弟・姉妹⑧故人の配偶者の兄弟・姉妹⑨故人のおじ・おば⑩故人の配偶者のおじ・おば⑪故人のおい・めい
 夫婦は2人同時に焼香し、同居の孫は故人の子と一緒に行います。

神式・キリスト教式のとき

 神式では葬場祭の前に「手水の儀」によって手や口をすすいで身を清めます。
 最初に、ひしゃくを右手で持って水の入った桶から水をすくい、三度にわけて左手に注ぎます。ひしゃくを持ちかえて右手も同様にします。
 次に右手にひしゃくを持ちかえて水をすくい、左手にその水を受けて口をすすぎます。最後に左手にもう一度水を注いでひしゃくを戻します。
 参列者は仏式の焼香にあたる玉串奉奠を行いますが、二拝二拍手一礼の際の拍手は忍び手です。神官の入退場時は一同起立して一礼し、お祓いを受けている間は低頭します。
 キリスト教式では祈祷が行われている間は頭を下げます。
 仏式の焼香にあたるものが献花で、葬儀に引き続き行われる告別式で行います。花は根元を祭壇に向けて捧げるようにします。
 キリスト教においては「死」によって神の国に召されて永遠の安息を得られるため、忌むべきことではありません。したがって、「ご愁傷様です」とか「成仏」「冥福」という言葉は使わないようにします。また、数珠は仏式のものなので神式、キリスト教式のときは持参してはいけません。

弔辞を頼まれたとき

 自分と故人との関係などを遺族がよくわかった上での依頼ですから、弔辞の依頼があったら快く引き受けるのがマナーです。弔辞の時間は約3分程度を目安にして原稿を作成します。口語体のやわらかい文体がいいでしょう。内容は故人の人柄や業績、故人との関係や思い出、遺族への哀悼の意を伝えます。あまり感傷的な内容にならないようにしましょう。話し方は、全員に聞こえるようゆっくりと明瞭に読みます。
 また、宗教上の忌み言葉にも気をつけます。仏式の場合は故人の冥福を祈りますが、神式では「祖霊の元へ御霊が帰る」ことであり、キリスト教式では「神のもとに召される」という表現になりますので注意しましょう。

弔電を出す

 都合が付かず弔問に行けない場合は弔電を出すことができます。
 弔電は葬儀の前日までに届くようにするのがマナーです。宛先は喪主としますが名前がわからないときは家族宛にしてもかまいません。電文は文例からも選べますが、自分なりの言葉を考えれば心のこもった弔電となります。ただし、忌み言葉には注意しましょう。申し込みはNTT電報窓口115番です。


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