結婚式・挙式の準備

結婚式の主旨をわきまえ、両家の意見も調整します

挙式までのスケジュール

 挙式をどこで行いどのようなスタイルを選ぶかによって準備の開始時期は多少異なりますが、おおよそ1年前〜半年前には準備を始めましょう。特に秋・春の人気シーズンや大安などの吉日は予約が集中しますので、希望する時期がある場合は早めに準備に入ります。
 また、招待状を発送する時期は最低でも1カ月前です。参列者の都合を調整して間に合うように進めましょう。

日取りの決定

 秋と春は気候的に安定しているため予約が集中します。この時期を希望する場合には早めに会場の空き状況を確認しましょう。それ以外のシーズンは、大型連休や年末年始、お盆休み、お彼岸、それに夏の暑い時期や農家の繁忙期などは避け、招待客の出席しやすい時期を考慮しましょう。
 キリスト教式の一般の教会では挙式を

行える時間帯や日が限定されます。日曜日にはミサがあり、その時間帯はできません。

挙式と式場選び

 結婚式場やホテルではチャペルや神殿などの挙式会場を併設しており、キリスト教式・神前式いずれも対応しています。一般の教会で行うキリスト教式は、新郎新婦が信者の場合は新婦の所属する教会で行います。信者でない場合、信者からの紹介もしくはミサに通うなどの条件がある場合があります。神前式を希望する場合は神社で行うことも可能です。
 ホテル・結婚式場・ゲストハウス・レストランなど、挙式や披露宴を行える会場は様々ですが、会場の選定においては挙式や披露宴のスタイル、規模を検討したうえで実際に会場に足を運び、招待客への配慮ともてなしを念頭において決定することが大切です。

仲人の依頼

 仲人は披露宴時には「媒酌人」という呼称になります。最近は媒酌人を立てないケースも多くなってきましたが、挙式・披露宴の立会人という大事な役割を持っています。本来、見合いや結納で仲人を依頼した人に披露宴の媒酌人を務めてもらいますが、仲人をたてなかった場合は披露宴当日のみ媒酌人を依頼する「頼まれ仲人」が一般的です。
 媒酌人は二人が信頼する恩師や上司などに頼むのがよいでしょう。面識のあまりない人に頼む場合には、二人のなれそめや趣味、家族、結婚観などをよく伝えておきます。依頼の際は正式には親があいさつに行きますが、二人の知人の場合には事前にあいさつに伺います。媒酌人へのお礼は、媒酌人より頂戴したお祝いの2倍程度といわれています。お礼を渡すタイミングは披露宴後、後日改めて両親が届けるのが最も丁寧ですが、頼まれ仲人の場合は披露宴当日の宴会終了後に渡すこともあります。

列席者のリストアップ

 予算と規模を考慮のうえ招待客の人数を決めます。二人や両親の関係者や親戚など、お世話になっている方や、これからも末永くお付き合いが続く方などを中心に選びます。親族、仕事関係、友人などの人数構成によって披露宴の雰囲気が変わってきますのでバランスを考慮します。
 親の社会的地位が高い場合、親の関係者が多くなってしまうことがありますので、親とよく話し合って検討します。仲人を上司に依頼した場合は、会社関係の招待客について上司に相談するとよいでしょう。
 選定においてはまず主賓から決め、近い親族、恩師や上司、親しい友人などの優先順位をつけてリストアップします。両家の招待人数はほぼ同じくらいにしますが、新郎側が一割程度多くても問題にはなりません。
 神前式の挙式では仲人と家族、三親等までの親戚が列席します。キリスト教式では招いた人全員が参列します。

招待状の作成

 招待状は1カ月半〜2カ月前には発送しましょう。1カ月前には出席者を確定させます。差出人名は本来両家の親の名前で出しますが、最近は二人の連名で出すケースもあります。
 招待状を式場などに頼む場合は文案見本があります。また、招待状セットなどペーパーアイテムのキットを購入して、自分たちで作成するという方法もあります。この場合、時間と手間がかかりますので、間違いのないよう時間に余裕を持ってあたりましょう。招待状に必要な事項は①日時②会場名と所在地③媒酌人の名前④返信用ハガキ⑤スピーチの依頼状⑥その他付記事項(形式、服装など)です。
 媒酌人や主賓には直接届け、郵送する場合には一筆書き添えます。スピーチや余興をお願いする場合は、持ち時間や何時ごろに行っていただくかなど、当日の詳細を手紙に書き添えます。


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