さくら市長インタビュー 人見 健次 市長

桜が満開の里づくり

さくら市はその名が示す通り、各所に桜の名所がある潤いに満ちた市。旧氏家町と旧喜連川町とが合併して誕生し、豊かな自然、温泉観光、宿場町としての歴史など見どころが多い。少子高齢社会の到来の中でも人口が増え、着実な歩みを続けている。

温泉、歴史、自然、生活しやすいまち
■市のご紹介をお願いできますか。
人見健次市長
人見健次市長

 平成17年3月に旧氏家町と旧喜連川町が合併してさくら市になりました。人口が増えており、生活しやすい市なのだと思います。喜連川地区には〝日本三大美肌の湯〟で知られる湯量の豊かな温泉があり、これと組み合わせた観光資源が充実しています。氏家地区はかつての宿場町で、交通の要衝として発展してきました。氏家は平たん地で米どころですが、畜産、イチゴやニラの栽培なども盛んです。喜連川はなだらかな丘陵地。特産品としては温泉ナスや菌床シイタケなどのほか、水に恵まれているためアユの養殖なども行われています。

桜の見どころ各所に古い歴史も誇る
■まち自慢をしていただくとするとどんなところになりますか。

 市の名前になっている桜をさらにPRして、多くの人に見に来ていただけるよう「桜の郷づくり」を進めています。喜連川ではお丸山公園や国道293号の旧道を彩る早乙女の桜並木、氏家にも鬼怒川沿い、「ゆうゆうパーク」の桜づつみなどの名所があります。合併の目玉として整備してきた「さくらロード」が6〜7割完成し、その発生土を国土交通省に提供して、「ゆうゆうパーク」の桜づつみを延長してもらう計画を進めています。
 歴史的には喜連川は足利氏ゆかりの地です。龍光寺には足利氏の墓所があり、足利氏の関連自治体で組織する「足利氏ゆかりの会」の最北の地です。平成21年にはさくら市で総会を開き、全国各地からお客様がお出でになりました。古河市とは城下町同士として、議会や市民レベルで活発な交流を行っています。こうした歴史を活かしたまちづくりを進めています。

■まちづくりで今、力を入れているところを教えてください。

 進出が決まった本田技研の一日も早い操業開始を待望しています。自動車産業はすそ野が広いので、関連企業も含めて活気が出てくると期待しています。もちろん定住人口も増えてくるものと思います。人づくりでは、少子高齢化の中で保育園や児童館の整備などに取り組んでいます。

次代を担う人材育成に力点
■今後のまちづくりについてはどのような展望をお持ちですか。
さくら市庁舎
さくら市庁舎

 現在、4月から振興計画の後期計画がスタートします。その中で次代を担う人材の育成を最重要課題に掲げています。施設面では平成20年4月に上松山児童センター、平成22年4月に喜連川児童センターがオープンしたほか、氏家小に併設の児童館の整備を図っています。南小の近くには保育所の新設も進めています。この周辺はさくら市ミュージアムなどがあり、環境がよく人口が増えている地区です。民間の協力を得ながら、待機児童ゼロを目指しています。本市は交通の便に恵まれ、交通量も大変多いのです。そこで市長会の中で、信号機の拡充を県の当初予算に組み込んでもらうよう緊急提案しました。医療費については3歳から中学3年生まで無料化を行いました。子宮頸がんのワクチン接種は小学生は全額補助、中学生は半額補助を実施しました。こうしたことも大きく見れば人づくりになると思います。

■栃木県民、さくら市民を元気にするにはどうすればいいでしょうか。

 農業を中心に商工のバランスが取れたまちづくりを目指しています。そのためにはまず市民の健康が第一ですので、スポーツを通した健康づくり、仲間づくりに取り組み、体育館の改修なども進めています。スポーツによる健康の増進は医療費の軽減にもつながります。また、温泉の入浴施設には、保健師を配置して健康相談を気軽に受けられるよう体制を整えました。

市街地活性化にさまざまな取り組み
■企業への支援策をどうお考えですか。

 工場誘致のための環境づくりに、奨励金や一時的には固定資産税や都市計画税の減免などを行っています。既存の中小企業についても、商工会を窓口にした低利融資事業の枠の拡大などを進めています。まちの中の商店についても、空き店舗の活用などへの支援を行っています。

■市街地の活性化への取り組みは。

 商店街の皆さんの努力などもあって、「氏家雛めぐり」に訪れるお客様が年々増えています。飾るお店も80店を超えました。また、喜連川にゆかりのある野口雨情の碑が建立されました。福祉まつりなど、市民がたくさん参加するイベントも開かれています。JR氏家駅前の「eプラザ壱番館」は、国道293号を利用した各地への出発点、情報発信基地としての役割を果たしています。市としてはさくら市ミュージアムや観光施設の充実などを進めています。


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